選択せんじゃく)” の例文
旧字:選擇
一方——栂尾とがのお明慧みょうえ上人が、学理の上から、法然の「選択せんじゃく本願念仏集」やその他の教理を反駁して、大きな輿論よろんを学界によび起しているので
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明慧はしていないのだ。——発菩提心ほつぼだいしん、往生安楽国——という見地から、法然上人の選択せんじゃく本願念仏集を真っ向から粉砕している口吻こうふんで、念仏門の邪見十六条というものをかぞえあげている
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)