“遵奉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅんぽう88.2%
じゆんぽう11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸大名の家族がその困難な旅を冒してまで、幕府の命令を遵奉じゅんぽうして、もう一度江戸への道を踏むか、どうかは、見ものであった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
始めてこれを命名した者の判断と批評とがその群の大部分によって是認せられ、遵奉じゅんぽうせられたという事実だけは立証している。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
和歌の字餘りには古來遵奉じゆんぽうし來れる法則あり。即はち「ア」「イ」「ウ」「オ」の四母音ある句に限り字餘りを許したるなり。
字余りの和歌俳句 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
成程舊い道徳どうとくなわでは、親は子供の體を縛ツて家の番人にして置くことが出來るかも知れぬが、藝術の權威を遵奉じゆんぽうする自分の思想は其の繩をぶちる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)