“道化師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうけし28.6%
クラウン28.6%
だうけし14.3%
ピエロォ14.3%
プルチネルラ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歌劇「道化師どうけし」一つで有名になっている。「道化師」はたった二幕の短かい歌劇だが傑作だ。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
ところが、その松毬コーンというのが、寝台の天蓋にある頂飾たてばなにあって、それがまた、薄気味悪い道化師クラウンなんだがね
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
緋のだんだらの尖帽せんばう戯姿おどけすがた道化師だうけし
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
道化師ピエロォが舞臺の前に立つて、觀客にそれを知らした。觀客はピエロォの洒落と思つて喝采した。ピエロォは重ねて火事を知らした。然るに人々はます/\笑つて喝采した。
隣席の紳士は我を顧みて、餘りに力を落し給ふな、單吟ソロには稍〻觀る可きものなきにあらず、此組にも好き道化師プルチネルラあり、大劇場に出だしても恥かしからぬ男なりなど云ふ。