“過程”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
プロセス40.0%
かてい30.0%
くわてい20.0%
ぷろせす10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結婚前の陶酔した恋愛とても、その過程プロセスの中には幾多の幻滅があるし、結婚後の永い生活の間にも屡々幻滅を感ずる。幻滅のない恒久性の愛といふものは考へられない。
私は、そのときまで娘の成長せいちょうを、ほとんど意識の上においていなかった。その成長過程かていについても、いちいち考えてやることのできないような気忙きぜわしい生活である。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
われらの正義が人間の目に不正とみゆるは即ち信仰の過程くわていにて異端邪説の過程にあらず 六七—六九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
風は死んでゐたが、夜気そのものが冷え冷えと膚に迫つて、その度に冥想すべき何等かの思考力を植え落してゆくもののやうな、沈鬱な過程ぷろせすが感ぜられた。
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)