“遍照”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんしょう36.4%
へんじょう36.4%
へんじよう9.1%
へんせう9.1%
へんぜう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、むしろ可愛い中にも智慧ちえの光りの遍照へんしょうした、幼いマリアにも劣らぬ顔である。保吉はいつか彼自身の微笑しているのを発見した。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
かすかなる墨痕ぼっこんのうちに、光明の一きょを点じ得て、点じ得たる道火どうかを解脱の方便門よりにないだして暗黒世界を遍照へんじょうせんがためである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大光明の遍照へんじように、宏大無辺界中こうだいむへんかいちゆう
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
我霊わがれい勇めよ、遍照へんせう
信姫 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
大光明の遍照へんぜうに、宏大くわうだい無邊界中むへんかいちう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)