“運河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんが55.6%
カナル11.1%
キャナアル11.1%
キャナラー11.1%
キヤナル11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月野博士はかせはロウエル教授けうじゆおなかんがへで 火星くわせいは水がすくない そこで運河うんがへは火星じんが大仕掛じかけ給水きふすゐポンプで水をくばるといふのぢや
どの運河カナルの水も鏡のやうに明るくてゐどのやうに深く、その上に黄いろくんだ並木や、淡紅うすあかく塗つた家の壁や、いろいろにいろどつた荷船にぶねやが静かに映つて居るのを見ると
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
さて、難行苦行のすえ、フォンテエヌブウロオの森をはるか左に見、ロアンの運河キャナアルにそったモレという町に到着したのは夜の九時過ぎ。この日の行程わずかに六十四粁じゅうより
朗読者は突然、それを運河キャナラー(Canalar)と発音してしまったと云うのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
橋の上に立つて緑野の中へはて知らず白くけぶつてく下流を見渡した時、ヹルサイユきう運河キヤナルなどは児戯だと思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)