“逢引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいびき59.5%
あひびき35.1%
あいび5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六角堂に参詣するとか、黒谷くろだに様に墓参のためとか言って、しげしげと外出そとであそばしたのは皆その女と逢引あいびきするためだったのでしょう。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
と言つても目印めじるしの井戸のあつたのは坂下で、其處で逢引あひびきしようといふのは、少し薄寒くもありましたが、そんなことを考へても居られません。
(石のベンチは冷たい……木のベンチは湿っぽい……秋の逢引あいびき)
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)