逆風剣ぎゃくふうけん)” の例文
五人たおれた血煙の霧だろう——と見れば刹那に弦之丞の姿、逆風剣ぎゃくふうけんさきを、上手かみての者の足もとにぎつけて、まっしぐらに坂の上手へ踊り進んでいる。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)