“迫門”の読み方と例文
読み方割合
せと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六連むつれ藍島あいじま白島しらしまなど——その中でも船島は、小さい島でございます。伊崎、彦島の間が、よくいう音渡おんど迫門せとで」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或ひは源氏の大将の昔の路を忍びつつ、須磨すまより明石あかしの浦づたひ、淡路あはぢ迫門せとを押しわたり、絵島が磯の月を見る、或ひは白浦しろうら吹上ふきあげ、和歌の浦、住吉すみよし難波なには高砂たかさご
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なんでもあぶない迫門せとをおしのぎなされた。1005