“返咲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かえりざき42.9%
かえりざ28.6%
かへりざ14.3%
かへりざき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月の景色を見る状(さま)の、その行く処には、返咲(かえりざき)の、桜が咲き、柑子(こうじ)も色づく。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
柳橋は動(うごか)し難い伝説の権威を背負っている。それに対して自分は艶(なまめ)かしい意味においてしん橋の名を思出す時には、いつも明治の初年に返咲(かえりざ)きした第二の江戸を追想せねばならぬ。
銀座界隈 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
此等(これら)の書籍はいづれも水野越州(みづのえつしう)以来久しく圧迫されてゐた江戸芸術の花が、維新の革命後、如何に目覚(めざま)しく返咲(かへりざ)きしたかを示すものである。芝居と音曲(おんぎよく)と花柳界とは江戸芸術の生命である。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
佛桑花色(ぶつさうげいろ)の薔薇(ばら)の花、優しくも色の褪(さ)めたところが返咲(かへりざき)の女(をんな)の不思議な愛のやうな佛桑花色(ぶつさうげいろ)の薔薇(ばら)の花、おまへの刺(とげ)には斑(ふ)があつて、おまへの爪は隱れてゐる、その天鵞絨(びろうど)の足先(あしさき)よ、僞善(ぎぜん)の花よ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)