“辰野隆”の読み方と例文
読み方割合
たつのゆたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかにも建築家らしい表現だし寸評だと思われた。またよく辰野隆たつのゆたか氏からも会うたびに「私本太平記」への感想やべんたつをいただいている。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
辰野隆たつのゆたか先生を、ぼんやり畏敬いけいしていた。私は、兄の家から三町ほど離れた新築の下宿屋の、奥の一室を借りて住んだ。
辰野隆たつのゆたか博士が帝大の法科学生だった頃、あの運動場の日向ひなたで、友達へ伊十郎の『勧進帳』十何枚かを放送して聴かせる話をしていたように記憶している。