輪索わさ)” の例文
と言って、飾場の真上に渡した梁丸太にからみついている五つばかりの輪索わさのような物を指さし
どこの浦へうちあげられても、一船いっせんの仲間だと知れるように、一本の繩で、いるだけの人数の輪索わさをつくり、みなもろともに死んでこかそ。三郎助も死ね、安兵衛も死ね。
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)