軍鷄籠とうまるかご)” の例文
新字:軍鶏籠
入るのみ其樣彼の軍鷄籠とうまるかごを伏たる如くなり古昔むかしくるわとな大門おほもん御免の場所には之ありしとなり然ば白妙しろたへは大いになげきしが或日饅頭まんぢう二ツを紙に包み禿かむろ躑躅つゝじそつまねき是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こいつを軍鷄籠とうまるかごに乘せて、宿々の人足に世話を燒かせ乍ら、江戸まで持つて來るのはあまりにも馬鹿/\しく平次は大舌打を一つ殘して、飄然へうぜんと江戸へ歸つて來る外はありませんでした。