と、いわんばかりな顔して侍立じりつしている趙雲子龍ちょううんしりゅうがあり、またその部下三百人があって、かえって、玄徳の守備のほうが、物々しげに見え過ぎていた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
趙雲子龍ちょううんしりゅうも、やがては、戦いつかれ、玄徳も進退きわまって、すでに自刃を覚悟した時だった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きのう自分の一命を救ってくれた趙雲子龍ちょううんしりゅうを非凡な人傑とは思っていたが、まだその心根を充分に信用しきれないので、厳綱げんこうを先手とし、子龍にはわずか兵五百をあずけて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、孔明は、着々と準備を運び、随員の大将をも、趙雲子龍ちょううんしりゅうに任命した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と玄徳はふかい呼吸を一つして、傍らの趙雲子龍ちょううんしりゅうをかえりみ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは玄徳以来の功臣、常山の趙雲子龍ちょううんしりゅうであった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常山の趙雲子龍ちょううんしりゅうであった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
趙雲子龍ちょううんしりゅうの声がする。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)