賭博なぐさみ)” の例文
そのうちに、お綱が時々、挿花はな外稽古そとげいこに出るような姿をして、紀州屋敷の仲間ちゅうげん部屋に、賭博なぐさみごとをしに行くという話。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天下晴れて、財布のひもを外すやら、胴巻を解くやらして、賭博なぐさみをはじめますと、お船頭が黙ってはおりませぬ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)