賣物うりもの)” の例文
新字:売物
うばひ取れし事ゆゑ最早もはや賣物うりものもなく詮方せんかたなければむねくるしむるばかりなり然るに此旅籠屋はたごやの主人と云はもと江戸にて相應さうおうに暮せし町人ながら當所へうつり宿屋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きかすぐおのれが隣家の女房を頼み賣物うりものには花をかざれとやら何分宜敷御頼み申すと髮形かみかたちから化粧迄けしやうまで其頃の風俗につくり立損料そんれう着物ぎものを借請衣裳附いしやうつけまで長庵が拔目ぬけめなく差※をなしお文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)