貴殿きさま)” の例文
ぬすむなどと云卑劣ひれつ武士さふらひにあらず是にても疑ひははれぬかと云ふに久兵衞は大口おほぐちあい打笑うちわらひイヤサ盜人ぬすびとたけ/″\しいとは貴殿きさまの事なり此品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてまた六右衞門は久八にむかひ如何にも貴殿きさま心底しんていには勿々なか/\引負ひきおひなど致す樣なる者では無と思ひしにあにはからんや昨日きのふ始末しまつと思ひのほかうつかはりし今日の時宜じぎ異見いけん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)