“變梃”の読み方と例文
新字:変梃
読み方割合
へんてこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後ろから間の惡さうに跟いて來るガラツ八、家中の者はこの騷ぎに驚いて飛び起きたか、とり/″\の變梃へんてこな樣子で、三人を遠卷にして固唾かたづを呑みました。
「……東京の女子をなご變梃へんてこな言葉を使ふぜ。一寸道を訊いても、ぺら/\と云うて何やら譯が分らん。」
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
何でも校長といふ奴と、——僕も二三度見て知つてますが、鯰髭なまづひげの隨分變梃へんてこ高麗人かうらいじんでネ。その校長と素晴しい議論をやつて勝つたんですとサ。それでに二三日經つと突然免職なんです。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)