“謡言”の読み方と例文
読み方割合
ようげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういうものの、謡言ようげんはなかなか盛んだ。挙人老爺は自身来たわけではないが長い手紙を寄越して趙家と「仲直り」をしたらしい。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
それで一日も早く自分の居城多聞山たもんやませがれを呼び戻したく、たび/\そのことを筑摩家つくまけへ願い出たのであったが、兎角国中に穏かならぬ謡言ようげんが専らである折柄
折も折、宋朝廷の天文てんもん太史院は、都下の謡言ようげんや北斗を占案うらなって、諸州へ乱のきざしを警報してきたところではあり、この事実なので、奉行蔡九さいきゅうは、たちどころに決断をくだし
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)