“謡物”の読み方と例文
読み方割合
うたいもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『四つの海』は今なお杵屋きねやの一派では用いている謡物うたいものの一つで、これも抽斎が多方面であったということを証するに足る作である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
つの海』は抽斎の作った謡物うたいもの長唄ながうたである。これは書と称すべきものではないが、前に挙げた『護痘要法』とともに、江戸時代に刊行せられた二、三葉の綴文とじぶみである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)