諸式しょしき)” の例文
なにしろ、こう諸式しょしきが高くなったところへ、巣を追い立てられちゃア、ここらに住んでいた連中に親も子も云っちゃ居られませんからね
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
『薬はまだ伸びない。なにしろ火鉢の火がかすかだからな。いくら諸式しょしき高値こうじきでも、こゝの店は随分倹約だぞ。まるで蛍のやうな火種ひだねしか無いのだからな。』
赤膏薬 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)