“評定衆”の読み方と例文
読み方割合
ひょうじょうしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この間に彼は六波羅ろくはらに招かれて武士の前に法を説いた。六波羅の評定衆ひょうじょうしゅう波多野義重がうままに、四十四の歳の夏越前吉峰きっぽう古精舎こしょうじゃに移り、翌年の七月に大仏寺(すなわち永平寺)を開いた。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
中興のひと北条泰時やすときの善政、最明寺時頼さいみょうじときよりの堅持、また、元寇げんこうの国難にあたった相模太郎さがみたろう時宗などの名主めいしゅも出て、とまれ、北条家七代の現執権高時の今にいたるまで、南北の六波羅探題以下、評定衆ひょうじょうしゅう
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、わざと評定衆ひょうじょうしゅうのなかで公言しておき、執権へも言っておいた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)