“詐称”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしょう66.7%
かた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氏名詐称（さしょう）のオールセン外務次官令嬢の探偵とは、どのくらいの間も狐と狸の化かし合い問答を続けていたことであろうか？
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) ／ 橘外男(著)
それから彼は、同僚を斬った理由（わけ）を語り、藩用と詐称（さしょう）して借りた金を、実は自分の身に帯びて来たわけでなく、同役は今みんな喰えなくなっている。
鬼 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
その印可に書いてある佐々木小次郎の名を詐称（かた）って歩くと、かなり都合のよい時もある。
宮本武蔵：05 風の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)