訳合わけあ)” の例文
旧字:譯合
畜生の一つのためにはらわたまで見透かされているというのも、痛いような、かゆいような、くすぐったいような、わけのわからぬ訳合わけあいのものだ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
故郷において、私の妹が老父と共に育ててもいいのだが、妹はまだ嫁入り前であったから、それは妹にとっては可哀相な訳合わけあいであったのだ。
盗難 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
お千代がお客に好かれる訳合わけあいをく知っていたのであるが、しかしそれは要するにうわさに聞くばかりの事で
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)