てら)” の例文
旧字:
その不落をほこる城楼も巍峨ぎがたる姿だが、さすが霊山の華岳かがくはもっと神々しい。仙掌せんしょうノ峰、雲台ノてらおのをならべたような石峰。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、天子ご名代の入山予告はとうにてらへ入ってる。儀式万端奉迎のしたくにおいても手落ちはない。——ただ驚いたのは寝耳に水の、到着だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)