“西奉行所”の読み方と例文
読み方割合
にしぶぎょうしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見廻り四、五人と町役人、西奉行所にしぶぎょうしょ提灯ちょうちんを先にして、ヒタヒタと向うの辻へ消えてしまった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じいさんは親切な、物わかりのいい人で、子供の話をまじめに聞いて、月番つきばん西奉行所にしぶぎょうしょのある所を、丁寧に教えてくれた。当時の町奉行は、東が稲垣淡路守種信いながきあわじのかみたねのぶで、西が佐佐又四郎成意ささまたしろうなりむねである。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)