西判にしばん)” の例文
かのじょは初めて好奇の眼を見ひらいて、竹縁から庭下駄をはいた。そして、元の窓へ返ってきてよく見ると、西判にしばん生紙きがみに美女の顔が描いてある。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)