“裁付袴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たっつけばかま80.0%
たつつけばかま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅い頭巾で、背中に花笠で、裁付袴たっつけばかまで、やあよいかとゆらりと出て行くと、若い町長初め、一同がやんやと拍手した。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
三つ所紋の割羽織わりばおり裁付袴たっつけばかまもいかめしい番兵が三人の人足を先に立てて、外国諸領事の仮寓かぐうする寺々から、神奈川台の異人屋敷の方までも警戒した。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
足軽は左右に二人ずつ、六尺棒をもって、いましめている。真岡木綿の紋付に裁付袴たつつけばかま。足軽でも上等の方だ。
相馬の仇討 (新字新仮名) / 直木三十五(著)