“表徴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しるし50.0%
シムボル16.7%
エムブレーム16.7%
シンボル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我は影によりて焔をいよ/\赤く見えしめ、また多くの魂のかゝる表徴しるしにのみ心をとめつゝ行くを見たり 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その二つとも、上流家庭にはありきたりな、富貴と信仰の表徴シムボルにすぎないのであるから、恐らく法水は看過すると思いのほか、かえって召使バトラーを招き寄せて訊ねた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
今われわれの間には、君の代数学も手をくだしようのない、どえらい表徴エムブレームが生じてるんだからね! 何がなんだかわけがわからないのさ! いや! こんなことはみんなくだらん話だ。
「あのう……世間せけんでは、あなたのことをあい天使みつかひだの、平和へいわ表徴シンボルだのつてつてゐるんです」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)