血合ちあい)” の例文
さば血合ちあいの一切れでもやるとそれをくわえるが早いか、だれもさわりもしないのに例のうなり声を出しながらすぐにそこを逃げ出そうとするのである。
ねずみと猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
血合ちあいのとこが一番危険や云うことでございますが、それを二つ三つお上りになったそうでございます」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)