“蛮流幻術”の読み方と例文
読み方割合
ばんりゅうげんじゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛮流幻術ばんりゅうげんじゅつにたけて、きたいな神変しんぺんをみせる呂宋兵衛も、臆病おくびょうな生まれつきはあらそえず、語韻ごいんはふるえをおびて昌仙の顔をみまもっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふなばたから二どめのなみがしらがきて、ぼらを海中に巻きかえそうとしたが、海賊の手下どもはこれこそ蛮流幻術ばんりゅうげんじゅつをやる山賊の変身と、よってたかって、手づかみにしようときそったが
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは、前身悪伴天連あくバテレン和田呂宋兵衛わだるそんべえが、蛮流幻術ばんりゅうげんじゅつ奇蹟きせきをおこなって、竹童ちくどうを、鳥縛ちょうばくの術におとさんとするものらしい。——知らず鞍馬くらま怪童子かいどうじ、はたして、どんな対策たいさくがあるだろうか?
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)