“薦筵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
コモムシロ60.0%
こもむしろ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その光りで照し出されたのは、あさましくスサんだ座敷だけでなかつた。荒板の牀の上に、薦筵コモムシロ二枚重ねた姫の座席。其に向つて、ずつと離れた壁ぎはに、板敷にヂカに坐つて居る老婆の姿があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その光りで照し出されたのは、あさましくスサんだ座敷だけでなかつた。荒板の牀の上に、薦筵コモムシロ二枚重ねた姫の座席。其に向つて、ずつと離れた壁ぎはに、板敷にヂカに坐つて居る老婆の姿があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
荒板の床の上に、薦筵こもむしろ二枚重ねた姫の座席、其に向つてずつと離れた壁に、板敷に直に坐つて居る老婆が居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その光りで照し出されたのは、あさましくすさんだ座敷だけでなかった。荒板の牀の上に、薦筵こもむしろ二枚重ねた姫の座席。其に向って、ずっと離れた壁ぎわに、板敷にじかに坐って居る老婆の姿があった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)