薄匾うすひら)” の例文
どこからか、細目にあかりが透くのかしら?……その端の、ふわりと薄匾うすひらったい処へ、指が立って、白くねて、動いたと思うと、すッとしまった。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)