“蓮華谷”の読み方と例文
読み方割合
れんげだに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ、秀吉主従が泊りこみ、信雄の旅舎には、蓮華谷れんげだにの法明院がてがわれていた。——これへ着いたとたんに、信雄が愉快でなかったことはいうまでもない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
次の日、北畠信雄は、こういう経緯いきさつから大津へ出向いた。指定地の園城寺というのは、三井寺のことである。彼は、北院総門の奥、二町ほど西の、蓮華谷れんげだにの法明院を宿とした。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)