“蓑火”の読み方と例文
読み方割合
みのび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、蓑火みのびあるいは蓑虫みのむしと称するものがあるが、江州および越後地方にて申しておる。すなわち、秋期に当たり、夜暗く雨の強く降るときに野外を歩するに、蓑の上に怪火の点ずるを見る。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
その道理は、今日にては理学上より説明せられてあるから妖怪ではないが、多くの人は、空中に人目にて見えざる一種の怪物がいる故だと申している。今一つの妖怪は蓑火みのびである。これも越後に多い。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)