“蒸雲”の読み方と例文
読み方割合
じょううん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして濛々もうもうと白い蒸雲じょううんのたちめぐる千山万水。大陸の道は、その中を羊腸ようちょうと果てなくうねッているが、村里人煙は、それを見ぬこと、二日であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつか陽は没して、霧のような蒸雲じょううんのうえに、月の光がかすかだった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)