“葛西”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かさい97.8%
かさいの2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間の癖に水のなかに棲んでいて、時々におかや船にあがってくる。まったく河童の親類のような奴だ。葛西かさいの源兵衛堀でも探してみるかな
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
上杉憲顕のりあきをはじめ、江戸氏、葛西かさい党、三浦一族、坂東ばんどう八平氏、武蔵七党などの混成旅団で、あなどりがたい兵質と数であった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
葛西かさいの三郎清重——などという顔ぶれの所は、それぞれ源氏にゆかりのある者、脈があろうと期待されていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)