“落懸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちかか50.0%
おとしがけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忽ち背後うしろでガラガラと雷の落懸おちかかるような音がしたから、驚いて振向こうとする途端とたんに、トンと突飛されて、私はコロコロと転がった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
われらは落懸おとしがけのうしろや、花活の周囲や、違い棚の下などをめている闇を眺めて、それが何でもない蔭であることを知りながらも、そこの空気だけがシーンと沈み切っているような
陰翳礼讃 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)