“芳芬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうふん71.4%
におい14.3%
はうふん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アメリカから買って帰った上等の香水をふりかけたにおだまからかすかながらきわめて上品な芳芬ほうふんを静かに部屋の中にまき散らしていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
はらわたまで芳芬においに染まっていないかとおもう。
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
白粉燒けのした、蒼黒い細面、口紅は少し濃く、長い眉、物を言ふのに唇を曲げるのは嫌味ですが、歩くと芳芬はうふんとして裾風すそかぜが匂ふのです。踊の師匠の一つのたしなみでせう。