“花聟”の読み方と例文
読み方割合
はなむこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「え? 僕は、その、何も、いや、困ります。僕は、ただ、花聟はなむこの役を演じてみたいと思っているだけなのです。」
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
甘露寺では、国主の花聟はなむことして、一山の僧衆が数十人の大将と迎えに立ち、呉侯孫権をはじめ、母公、喬国老など、本堂から方丈に満ち満ちて待ちうけていた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『してみると、花聟はなむこの贈物じゃないんだ』とラズーミヒンは考えて、なぜかしらうれしくなった。