“芦垣”の読み方と例文
読み方割合
あしがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その四ツ目結の幕の内は、倉院役人の私宅の一つか、とにかく、土上門つちあげもんやら芦垣あしがきもあって、彼はそこの田舎書院に、手枕していたものらしい。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岸はあしを畳んでできている。石垣ではなくて芦垣あしがきである。こうしなければ水の力でさらわれる恐れがあると云う。芦はいくらでも水を吸い込んで平気でいるから無難だと見える。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)