“自記式”の読み方と例文
読み方割合
オートグラフィック100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その第一は、この室の壁にかけられた自記式オートグラフィックの寒暖計、湿度計、及び気圧計の中にのこされてある犯行当時の記録なのです。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
兄は、自記式オートグラフィックの気温計や、気圧計や、湿度計がかけてある壁の際に、うつぶせになって仆れていました。勝見と賀茂子爵とが兄の身体を卓子テーブルの上に移しました。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それから、つと立ち上ると、兄の死んでいた場所の近くに、壁にとりつけられてあった自記式オートグラフィックの気温計、湿度計、気圧計の中を開いて、白い紙が部厚にまかれたものをとり出しました。
赤耀館事件の真相 (新字新仮名) / 海野十三(著)