“自国”のいろいろな読み方と例文
旧字:自國
読み方割合
じこく66.7%
アメリカ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自国じこくの名誉をほこる者あれば、自国の短所をあばく者あり、実に勝手な説をいて独り学校卒業生のみならず全体の公衆に訴える。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
普段は左様でもないのだが何故かFは悉く自国じこくの言葉で私に話しかけてゐたのである。私は気拙かつたが否応なく同じ言葉で応じてゐたのである。
熱い風 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その年の桜を見た後に永らく住み慣れた横浜の家を棄てて、一先づ自国アメリカへ帰ることに決つてゐたH氏の一家だつた。H氏から私は娘のFを、私の友達の家の雛見物に伴れて行つて欲しい、と頼まれた。
熱い風 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)