“臓器”の読み方と例文
読み方割合
ぞうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一つの廃工場のわきをぬける。いよいよ骸骨館が目の前にあった。うすい月光をあびて、アルコール漬けの臓器ぞうきのように灰色だ。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
押さなければいいと思うぐらい、車が早く廻るので、乗ってる人の臓器ぞうきは少からず振盪しんとうする。余はこのトロに運搬されたため、悪い胃を著るしく悪くした。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)