腹工合はらぐあい)” の例文
私はロースを註文してばさばさと飯をたべ始めたが、さっきの鍋焼きで、腹工合はらぐあいはいっぱいだった。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)
人の心にこの二、三日腹工合はらぐあいが悪いが少し肉類を食べ過ぎたように思われるとかあるいは食物に不都合はないけれども運動に不足したらしいとか大概は察しられます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
もし今夜だけ動くのなら、ただごとではない。しかしあるいは腹工合はらぐあいのせいかも知れまい。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第十三 チキンライス も前の料理と同様で腹工合はらぐあいの悪い時食べますが日本人の口には誰にでもよく合います。先ず二百五十目位なとりを五つに離して水五合の中へ入れます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)