“纍々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るいるい75.0%
るゐるゐ12.5%
るゐ/\12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「鳥あり、鳥あり、丁令威。家を去る千年、今始めて帰る。城廓もとの如くにして、人民非なり。なんぞ仙を学ばざるか、塚纍々るいるいたり」
彼は纍々るゐるゐたる紅球燈の光を浴びて、新富座の木戸口にたたずみつつ、霖雨の中に奔馳ほんちし去る満村の馬車を目送するや、昨日の憤怨、今日の歓喜、ひとしく胸中に蝟集ゐしふし来り
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
まるでけものの牙のやうな刀樹の頂きを半ばかすめて(その刀樹の梢にも、多くの亡者が纍々るゐ/\と、五体をつらぬかれて居りましたが)中空なかぞらから落ちて来る一輛の牛車でございませう。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)