織物きれ)” の例文
されど汝の睡りの時く過ぐるがゆゑに、あたかも縫物師ぬひものしのその織物きれあはせて衣を造る如く、我等こゝにことばとゞめて 一三九—一四一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その上には青い織物きれが掛けてもあるし、肘突ひじつきなんかもあるし、腰掛には空気枕のようなやつが付いてて、所長の留守に一寸乗って見ると——ぷくぷくしていて、工合のいいことと言ったら。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)