“縫取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬいとり75.0%
ぬいと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどいま、小人は長持の中から縫取ぬいとりのしてある胸着むなぎを取りだして、感心した顔つきでその古風こふうなつくりかたをながめています。
引越の荷車からは、丹念に加工した麻栗樹チイクテーブルや、東洋風に縫取ぬいとりの施してある衝立ついたてなどが下されました。それを見ると、セエラは妙に懐郷的ノスタルジャーな気持になりました。
肩裾かたすそと称して、芝居で見る熨斗目のしめの着物などとは反対に、わざわざ肩と裾の部分を縫取ぬいとりして丈夫にしたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)