がら)” の例文
「あきらめよう。のみ一匹にかかずらって、おれたち二人までが、祝家荘しゅくかそうのやつらに、がんじがらめの目に会わされては堪らない」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石堂十馬と仁木於義丸のふたりが、やがて、がんじがらめにした若い男を縁の雨落ちの辺にひきすえた。
がんじがらめとなって、馬の上へ荷物のようにくくし上げられた後も、曲者は
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)