編棒あみぼう)” の例文
雨の降る中をぬれそぼちながら、傘を車の輪のように地上に回して来る頑童わっぱもあれば、傘の柄をくびのところで押さえて、編棒あみぼうと毛糸とを動かして歩いて来る十二三の娘もあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)